難病請負人 よもやま話
リウマチとALS(筋萎縮性側索硬化症)を克服した女性の話から
こんにちは、中村司です。
突然ですが、もしあなたが「難病中の難病」と宣告されたら、どんな気持ちになるでしょうか?
今回は、ほぼ同時に難病2つを発症したものの、それを克服した女性の話をお伝えしたいと思います。
どんな重い病気であっても主体的に治すことは可能である、という1つの証になるのではないか、と考えます。
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先日、静岡で、Kさんという30代後半の女性経営者とお話ししていました。
その時に、彼女の手の指が変形しているのが気になりました。
すごくパワフルで、元気そのものにしか見えないので、少し違和感を感じたのです。
「リウマチなど膠原病系の病気ではないか」と直感し、何らかの病気を持っていらっしゃるかどうか、失礼ながら、つい彼女に尋ねてしまいました。
すると、、
「昔ですけど、私、リウマチとALSだと診断されたんですよ。
もう治りましたけど」と明るくサラッと返答くださいました。
リウマチも難病ですが、ALSは「筋萎縮性 側索硬化症」という神経が冒される病気で、難病中の難病とされています。
「絶対に治らない」とされる病気を自力で治した貴重な体験談を聞くために、いろいろと質問をすると、だいたいの様子が分かってきました。
「8年くらい前は全く動けなかった。ほぼ寝たきりに近い時もあった」
「絶対に治す、と決意した」
「無駄だと思ったから、情報収集はしなかった」
「診断してもらった後は、病院には行かなかった」
「泣きながらでも、体操で体を動かしたり、本当にいろいろやった」
「昔、私が病気だったことを知っている人は今の知り合いにほとんどいない」
「周りに病気の人もいないし、今回、尋ねられてようやく思い出した。すっかり忘れていた」
病気になられたのは、いろいろと大変なことが重なった時期とリンクしているようでした。
また、治癒の経過として、メンタルの重要性、コーチ的な先生の存在があったこと。
その先生の指導のもと、いくつかの代替療法や、それまでの自分を責めることなく、愛をもって意識やあり方を大きく変えてみたことなどを話してくださいました。
難病を治すためには、難病を治した方から学ぶのが一番と思います。
中村はリウマチなど難病の卒業生の方たちから20年ちかく聞き取り調査をしてきましたが、治った方の治し方には共通点/成功法則が多いことに気づかされます。
もちろんテクニックも大切ですが、
前提として、どんな人にも心があり、「心の力」を活かすことで人生は劇的に変わるんだ、決して諦める必要はないということを改めて思いました。