中村司プロフィール
難病請負人 中村司プロフィール
難病請負人 中村司(なかむら・つかさ)プロフィール
(一財)日本東洋医学財団 理事長
中村式温熱療法 提唱者
「リウマチ卒業生に学ぶ9レッスン」著
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わたしの祖母は難病のリウマチで、寝たきり生活を27年間つづけました。
幼少ながら、寝たきりの介護を手伝っていた記憶があります。
病気の残酷さを痛感したことで「難病の治癒」が人生のテーマとなります。
東洋医学の国家試験の勉強では、既存の医学に期待していなかったため、成績は「並」以下だったと思います。
あるテストの内容が難解で、名前を書いて、わかる問題だけを回答し、サッと提出しました。
ところが、後からわかったのですが、テスト用紙の裏にも問題があったのです。
テスト用紙の裏側を見落として、表だけを回答していたので、確実に赤点で、吐き気とともに顔から血の気が引いた記憶があります・・・
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とはいえ、国家資格を取得後、幸運にも、作成した臨床データが評価されたおかげで、有名な病院で東洋医学部門の責任者を勤めることになりました。
試行錯誤する中で、股関節の痛みに対してはKIK(キック)療法という独自の治療法を確立できました。
リウマチに対しては『これだ!』という効果的な治療法は見つかりませんでしたが、病院に勤務中、とても幸運だったのは、リウマチが治った元患者さんが存在しているという情報に接し、直接、教えを乞うことが出来たことです。
この元患者さん(病気を卒業した人)へのインタビューが「難病請負人」の活動の原点になります。
(幸運の元となった臨床データも、アンケートやインタビューの集積ですから、「聞き取り」の大切さが分かります)
ただ、元患者さんや偉大な先達から「効果的な治療法」を深く学ぼうとすると、西洋医学をメインとする病院に籍を残すのは困難なことでした。
そのため、キッパリと退職を決意しました。
周囲からの反対もありましたが、信念に基づいた行動ができたので、迷いもなく、妙にすがすがしい気持ちでした。
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また自分自身のこととして、交通事故の後遺症で10年ほど苦しめられました。
首や背中の筋肉が硬くなると、つらくて、夜も寝られません。
さらに、自身にリウマチが発症し、ベッドから起き上がれない、ペットボトルのふたが回せない時もありました。
身体が痛い時、体調がすぐれない時には、すぐ温めました。
『中村式温熱療法』の原点です。
遠赤外線といわれる波長には、とくに痛みや血行を改善する、とても不思議な力が秘められていると常々感じます。
このように自分や周りが、何度も救われてきた実績があり、皆さんにお勧めしている次第です。
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現在は、健康や人生にとって、最も大切で、基本となる部分はメンタルだと強く訴えています。
そのキッカケは、古い話になりますが、県庁も後援する大きな患者集会に招待され、基調講演をした後、ホッと一息ついている時に、ある老患者さんから掛けられた痛烈な一言でした。
「先生のお話には、心の話がなかった。それだけが残念」。
その瞬間、私の顔はこわばっていていたと思います。
当時、「メンタルの重要性」を認識していたものの、立場上、言っていいのか、わかってもらえるのか、という自主規制のジレンマを抱え、できるだけ避けていた私に「覚悟」を迫る、忘れられない言葉となりました。
それ以来、批判を受けるのも覚悟の上で、「どんな重病の人でも、心の力を持っている。医療技術でなく、自分のこころの使い方次第で、人生を向上させ、楽しく生きられる」というメッセージを伝えています。
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『日本東洋医学財団』の活動をつづけることで、本来あるべき「理想の医療」を模索する医師たち、志のある治療師の仲間たちにも出会えました。
とくに、故・安保徹 新潟大学名誉教授・医学博士と共同講演をさせていただき、晩年、親しくお話しできたことは、わたしの誇りになっています。
難病請負人 中村 司 プロフィール-----
(一財)日本東洋医学財団 理事長。
中村式温熱療法 提唱者。
「難病請負人」として知られ、講演等の招致・活動は世界30ヶ国に及ぶ。
また、インド音楽界の人間国宝をはじめ、国際的な指揮者や演奏家、著名作家、大学教授らも多数愛用し、「使いやすさ日本一」と称される『中村式温熱療法』を考案。
治療法開発者でもあり、東洋三理療法、KIK療法(TM)、自在鍼・自在心セラピー(TM)、活性免疫温熱療法(TM)などを創案。
著書に『リウマチ卒業生に学ぶ9レッスン』があり、Amazon「医療・健康」の5部門で首位を独占。
「ツキを呼ぶ魔法の言葉」など350万部以上ベストセラーの五日市剛氏、ケイシー療法の第一人者 福田高規氏からも祝辞が寄せられる。
【 海外・国内の主な活動実績 対談・共同講演など 】
2013年 インド・ニューデリー 講演。
2014年 米国・セドナ 講演。
カナダ・バンクーバー 講演。
2014年8月 故・安保 徹 (あぼ とおる) 新潟大学大学院 名誉教授 (医学博士) と共同講演。
2014年5、6月 「医学不要論」「日本の薬漬けを斬る」など多くのベストセラーで知られる“うつみん”こと内海聡医師、松田史彦医師らと共同講演。